それいけ！豆パンマン【第1話】：weather expectation sp2：So-net blog

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それいけ！豆パンマン【第1話】　[未分類　画像無] [編集]

あるところに動物たちが仲良く暮らす村があります。

村の動物たちはとても平和に暮らしていました。

でも、ある日この村に、ある災難が降りかかってしまおうとは誰も予想出来ませんでした・・・・・・。

今日は動物村の小学校の運動会。

動物の子供たちはみんな楽しそうに走りまわっていました。

カバ夫くん　「やったー！一番だー！」

ウサ子ちゃん　「カバ夫くん、ずるーい」

クマ太郎くん　「そうだよカバ夫くん、フライングだよ～」

ヤギ先生　「ははは、これこれケンカはよくないぞ」

そんな動物村の運動会をしていた広場。

なぜか辺りが急に暗くなってきました。

「ゲヘヘグヘヘ」

暗くなってきた広場。

そこに奇妙な声が。

　　　　　　

「俺様は悪の大王、ザッキンマンだ～」

なんといかにも悪そうな人が突然現れました。

ウサ子ちゃん　「キャー！！」

クマ太郎　「誰だっ、おまえは！」

ザッキンマン　「俺様は雑菌が大好きなザッキンマンだ～」

ヤギ先生　「みんな逃げるんだ！」

ザッキンマン　「そうはいかないよ、グヘヘ。皆雑菌だらけにしてやる～」

カバ夫くん　「よーし、オレがやっつけてやる！」

カバ夫くんはザッキンマンに殴りかかりましたが全然効かないようです。

カバ夫くん　「全然効かないよ～、助けて～」

ヤギ先生　「早く！早く逃げなさい！」

ザッキンマン　「ゲヘヘ、逃がさないぞ～」

逃げる子供たち。

それを追いかけようとするザッキンマン。

ザッキンマンにウサ子ちゃんが捕まりそうになったその時、声がっ。

「待て！そこまでだ！ザッキンマン！」

　　　　

「ボク、豆パンマン！みんなを助けにきたよ！」

ザッキンマン　「な、なんだお前は！」

豆パンマン　「ボクは豆から生まれた豆パンマンだ！もう大丈夫だよ！」

なんと、みんなのピンチに正義のヒーロー豆パンマンが来てくれたのです。

豆パンマンが居ればもう安心。

ウサ子ちゃん　「でも豆パンなのに豆が1個しかついてないわ・・・」

カバ夫くん　「あ、ホントだ」

クマ太郎くん　「せこい豆パンだね・・・・」

豆パンといえば豆がたっぷりのはず。

しかしこの豆パンマンには豆が1個しかついていません。

それでも豆パンには変わりはない。

果敢に豆パンマンはザッキンマンに立ち向かう。

そう、彼はヒーローなのだ。

豆パンマン　「よし！必殺マメパーーーンチ！」

バシッ！

ザッキンマン　「ん？今触った？」

豆パンマン　「へ？効いてない？」

ザッキンマン　「蚊？」

豆パンマン　「・・・・・・・・。」

一同　「弱っ！豆パンマン弱っ！」

ヤギ先生　「みんな！とにかく豆パンマンを応援するんだ！」

ウサ子ちゃん　「ガンバレー！豆パンマン！」

クマ太郎　「そうだ！豆パンマンにボクらのパワーをあげよう！」

豆パンマン　「みんな！オラに元気を分けてくれ！」

カバ夫くん　「それは違うような・・・・」

豆パンマン　「みんなのパワーは受け取ったよ！勇気1.1倍！豆パンマン！」

ウサ子ちゃん　「勇気1.1倍かよっ！」

クマ太郎くん　「普通勇気100倍だろ・・・・・」

豆パンマン　「ごめんごめん、勇気0.9倍！豆パンマン！」

一同　「・・・・・・減ってるやん！」

まるでコントのようなやり取りをしながらも、
豆パンマンは子供たちのパワーを受け取りました。

豆パンマン　「よーし！今度こそ！スーパーマメパーーンチ！」

バシーーーーーン！！

ザッキンマン　「え？今のがスーパー？全然効かないんですけどー」

どうやらみんなのパワーを込めたパンチでも、ザッキンマンには全然効かないようです。

クマ太郎　「ああ、もうダメだ・・・・豆パンマンでも勝てない・・・・」

カバ夫くん　「大丈夫、きっともっと凄い必殺技があるんだ！」

ウサ子ちゃん　「そうよそうよ、豆パンマンが負けるはずがないわ！」

ヤギ先生　「あっ！」