ストロー＆スプーンブルース：weather expectation sp2：So-net blog

	ブログをはじめるログイン

もう日付が変わってしまったが、数時間前のことだ。

プリンを食べた。

しかしこのプリン、すんなりと食べられたわけではない。

自分のＰＣが置いてある場所は2階である。

そしてスプーンが置いてある場所は1階のキッチンだ。

もうこれでお解りだろう。

以前、箸が無くて弁当をボールペンで食べた話に限りなく近い。

俺の人生はこういうことが多い。

とにかくプリンは2階。

スプーンは1階。

早い話がスプーンを取りに1階まで行くのが面倒だったのだ。

廊下や階段は寒い。

そこで人というものは考える。

「2階の部屋に何か使える物は無いか？」と。

部屋を物色する。

使えそうな物を候補としてピックアップする。

綿棒

ダイレクトメールハガキ

コーヒーカップ

ライター

ハサミ

ボールペン

ダーツの矢

この部屋にはあまり物が置かれていない。

使えそうだとしてもこのレベルである。

考えた。

結構真剣に考えた。

うらなみさんの誕生日を祝いながら考えた。

綿棒・・・・・カラメルシロップが染みそうで使う気にはなれない。

ハガキ・・・・・加工すれば使えそうだが今は工作する気分ではない。

ライター・・・・・焼きプリンを作るわけじゃない。

ハサミ・・・・・形状は一番スプーンに近いが先日得たいの知れない草を切った。

ボールペン・・・・・またか。

ダーツの矢・・・・・プリンに刺しても何も始まらない。そして口に刺さったら痛い。

どれも使えそうにない。

そして仕方なくボールペンで食おうとしたその瞬間、閃いた。

ストローで吸えばいい。

プリンならストローで吸えるはずだ。

子供の頃、やった記憶がある。

これならばハサミで食べる必要もない。

ナイスアイデアとしか言いようがないぐらい素晴らしいアイデアだ。

早速、キッチンでストローをゲット。

曲がるストローでは詰まるだろうと考え、曲がらないのを選んだ。

慎重に越したことはない。

そして吸ってみる。

詰まった。

プリンの種類にもよるだろう。

しかし残念ながら今日のプリンとストローとの相性は悪かった。

「もう諦めよう」

寒いのを我慢し、キッチンへ取りに行けば済むことだ。

仕方がない。

そして俺は再びキッチンへ。

え？

再び？

ストローを取りに既にキッチンへ行っていたという衝撃。

しかも同じ引き出しにストローとスプーンは入っている。

いわゆる「無駄足」というやつだ。

結局2往復。

まあ、こういう無駄が人間の生活に豊かさをもたらすのだ。

何事も余裕が必要なのである。

ここで俺は脳と体力を余計に使ってしまったわけだ。

しかし、考えるという行為は脳の活性化に繋がっている。

意味が無いと思われることであっても絶対に意味はあると信じている。

というより、単にバカなだけだろっ。